関 優子氏 「語りの会『楽』代表」

わたしが生まれたのは豊田市旭町。 矢作川の上流、旭ダムのある山間の小さな町です。
 高校は豊田東高校。小坂町にあるお寺に下宿させて頂き、学校とお寺の往復という真面目な高校生活でした。
姉が東京の学校にいたせいで躊躇することもなく、新宿にある文化女子大学生活造形学科に入学しました。

 実は、私は、物心つくころから役者になりたいと思ってましたが、恥かしがりやで自信がなかった私は、気持ちを隠していたのです。
 しかし、今やらなくては一生後悔すると思い、大学の演劇部に入部。先輩に教えられ芝居を見たり、バレーのレッスンに通ったり、文化祭では「女中たち」と言う芝居で主役を演じました。

 こうなるともう止まりません。親に内緒で劇団の試験を受け、大学中退、役者の道をまっしぐらです。
入った劇団は、ちょっと年齢の上の方だとご存知だと思いますが、アランドロンの声で有名な野沢那智さんの劇団薔薇座です。フランス古典演劇を学びました。

 その頃文学座の研究生だった松田優作と知りあったこと。桃井かおりと三人でお酒を呑んだ事。この頃の話をしていると長くなりますので・・・。省略して。

薔薇座を退団し、フリーで声優とダンス講師をしているころ、大学の演劇部で一緒だった佐々木裕子さんに誘われニューヨークにダンス修行に行くことになりました。 この時ブロードウエイで見たミュージカル「コーラスライン」に感動。翌年劇団四季で「コーラスライン」のオーディションがあり、見事合格! 
しかし、声優の仕事や他のミュージカルの出演が決まっていたことで、コーラスラインの出演はなりませんでした。
 ところが四季の演出家である浅利慶太先生より声をかけて頂き、改めて四季に入ることになったのです。
同期生に山口祐一郎、一期上に榎木孝明さんなどいらっしゃいます。

 現在は、朗読家・朗読講師・声優。そして主人と二人の息子の母。講師をしていて、沢山のお元気な人生の先輩みなさん。また、他人とコミュニケーションが取れない人、恥かしがりや、声の小さな方、いろいろなかたにお会いします。腹式呼吸・発声・表現をすることで、元気になったり、自信をもって頂く手助けが出来ればと思います。

 朗読家としては、ライフワークで小学校の5・6年生に「おこんじょうるり」という物語を語っています。
子ども達に自分の命も他人の命も大切にしてほしいと、心をこめて語っています。今回は、豊田の「おかみさん会」のお力で、講習会と朗読会をさせて頂くことになりました。「元気の出る講習会」「いいお話の会」になるよう頑張ります。どうぞよろしくお願いします。  

PROFILE  
昭和44年劇団「薔薇座」入団。声優 野沢那智氏主催。
フランス古典劇、ミュージカルなど、演技の基礎を学ぶ。
「王女メディア」主演・「戒厳令」に出演。
昭和52年劇団「薔薇座」退団、声優、俳優としてテレビ・ビデオなどで活躍。
演劇活動を続け、「三人姉妹」・「トロイアの女たち」他多数に出演。
昭和54年劇団「四季」にオーディションにて入団。
「カッコーの巣をこえて」・「オンディーヌ」・「雪ん子」他出演。
結婚を機に 劇団「四季」退団。
平成2年元テレビ朝日アナウンサー栗原宏氏に朗読師事。
平成6年鎌田弥恵氏(芸術祭賞受賞)に語り師事。
現在● 語りの会「楽」代表
● 俳優業(アテレコ・ナレーション)
● 東京都高校生文化放送朗読部門審査員
● 豊島区スクールスタッフ講師