和泉房枝氏 「商工会議所女性会 元会長」
『女性ならでこその可愛さ・笑顔・心配りを大切に思い、無償の安らぎを提供出来る魅力のある女性経営者でありたい』
私は経営者になって30年余り、
生きる為に子供を育て、自分も人並みの生活をする為に
日々夢中で仕事をして来ました。
ふと振り返った際、
私は女性ではなく母親として只々必死に仕事をして来た気がします。
今、女性が『いち経営者として沢山の人達と出会い、交流を通じ、
自己を磨き男性と肩を並べ強さを一面に出して歩いている方が多いかな…』と感じる時に
私は『女性ならでこその可愛さ・笑顔・心配りを大切に思い、無償の安らぎを提供出来る魅力のある女性経営者でありたい』と強く感じ言い聞かせています。
時にボランティア活動として各所で開催される行事のイベントとして
マジックショーを披露させて頂く事がございます。
その際下手でも一生懸命な演技を見て喜び笑顔を送って頂き、
「また来年もお願いします」と新しい出会いの約束を頂く……そんな時に普段の疲れが癒され
「また頑張ろう」と自分にエールを送っています。
寝る間も無い程、時間に追われる生活の中、何とか時間を作り、ろくに練習も出来ていない演技でも、一生懸命な気持ちに応えて拍手を送ってくれる……その気持ちを活力にして、
また、仕事を通し、出会いを通して笑顔と安らぎをプレゼントしたいと心掛け、
頑張る自分を私自身で褒めたたえながら、私の思う女性本来の優しさ、美しさの中から心配りをし安らぎを感じて頂ける様な経営者でありたいと思っております。
女性は女性でこそ、男性は男性でこそ輝ける部分を、
もっと考え活かしていけると、とても素晴らしいのではと思い感じております。
「おかみさん」という響きにはそんな優しさを感じるのは私だけでしょうか…。