十一屋雑貨店
電話 | 0565(31)0118 |
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住所 | 豊田市喜多町3丁目72 |
営業時間 | 9:00 – 19:30 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
あなたの町の万屋さん。生活必需品から生活癒しグッズまで
『よろずやさん』って漢字で書くと『万屋さん』って小学生のときに聞きました。デパートよりすごいですよね。「デパートは百貨店といい、100個の品物な のに、よろずやさんは10000個もあるんだぁ。」なんてトンチのようなことを言って笑った覚えがあります。明治元年創業の町の何でも屋さん十一屋雑貨店 さんをご紹介します。
店名の由来が気になります。
「十一屋という名前は、10個買うと1個おまけをするというサービス精神旺盛、お値打ち感を与える心意気をあらわしています。」創業者は、当時地元で盛んだった養蚕業の道具や家財道具販売から手がけられ、第二次大戦中は日用品の卸、販売へ、その後現在の三代目、明美さんのご主人が継続して営業してみえま す。
「今後は、卸業と併用で、荒物雑貨を店頭販売するようにします。現在もロウソクやお線香の小売を始め、力を入れています。」
お店のポリシーは何でしょうか?
「来店者とのコミュニケーションの場としてお店の雰囲気づくりをしています。お年寄りの憩いの場、車でみえる方にもお寄り頂くお店を目指します。小売に力を入れるのも、ひとりひとりのお客様を大切にしたいからです。そして、昔ながらのものがあり、そのものを大切にする心を伝えたいかな。」
face to face ですね。
デジタル時代の中のアナログビジネス、『顧客から個客へ』がキーワードですね。
『一店逸品』は参加されて、どうだったのでしょうか?
「お店で何か特色を出せたらと思い、参加しました。お店の悩みは、自分だけで解決するのではなく周囲からの見られようだと思い、参加者の声をお客様のものだと思い、真摯に受け止め、自分のお店に何が合うかを考えました。そして、お店の逸品として選ばれたのが、お香セット。」
お店に伺った際も、お香のにおい体験をさせて頂きました。
現在、お店を居心地よく手作りで改装中でした。
「ロウソク、線香類を扱っていたので、その延長線です。プラス、心に安らぎ、ゆとり、癒しを与えるものとして、選びました。お香のお店として知名度アップも図りたいです。商品を提供し、知ってもらい、リピーターを確保し、お客様からの口コミで広まったらいいなと思います。」
明美さんには、息子さんがみえます。「宗ちゃん、継ぐんだよね!?」「そうだねぇ。息子に託したいね。今はサラリーマンで決まったお給料でいいけど、お店を残したいし、まちづくりにも一役買ってほしいかな。」大変だけどお店を守り人にお役に立つことを真髄として、商売に活かして欲しいです。
ここでまた、不易流行という言葉を思い出しました。創業者からの思いをそのまま受け継ぎ、新しい挑戦をし、時流にあわせた商売を創造してみえる気がしました。